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【六根清浄(じゃないけど)お山は晴天 2013.4】
前々から行きたいと思っていた継子岳(ままこだけ、御嶽山の北端)。なかなか行く機会がないので、よっしゃ春山の時期に行ってみよう、と思い立つ。
チャオ御岳スキー場のゴンドラを利用すると最短だけど、斜度がきつそう。ちょっとドキドキしながら出かける。
スキー場に着いたら、あまりの人の多さにひるんで、はるばる来たのに思わず「帰ろうかな〜」なんて思う。
私は人目につかずこっそり山に登るのが好きなのだ(笑)。
何とかがんばって混み混みエリアを通過して、地図を見ぃ見ぃ登る。
急な斜面を直登のせいか、予想してたよりずっと早く継子岳山頂に着いてしまった。
朝は変な薄雲がかかっていたので、今日は天気はいまいちかな〜と山頂でコーヒーをすすっているうちにみるみる晴れてきた。
御嶽山は時々妙にご機嫌が悪い時があるのだけれど、この日はご機嫌さんでその姿も美しく。空を飛ぶ雲も刻々と変化して見飽きない。
名残り惜しかったけど、この日は夜に仕事があったので、ありがと、ありがとね、と山に何度も手を振って、下山。満足。

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「六根清浄」とは、欲や迷いを断ち切って、心身が清らかになること。
「六根」は私欲や煩悩、迷いを引き起こす目・耳・鼻・舌・身・意の六つの器官をいう。
「清浄」は煩悩や私欲から遠ざかり、清らかで汚れがない境地。
(三省堂「新明解四字熟語辞典」より)
富士山や御嶽山に登る白装束の行者が「六根清浄お山は晴天」と掛け声をかけながら登ったそうな。
私は途中の急登が怖くて掛け声かけてる余裕はなかったなぁ〜。

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