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【吉野の桜 2015.4】

一度は見てみたかった吉野の桜。吉野という名の山里に昔から魅かれていました。
今年の4月は雨が多く、花の見頃と好天が一致しない。タイミングをはかっていたら1日「晴れ」の予報が出たので、雪山へのラストスパート期間の合間を縫ってとりゃっと出かけてみる。
奈良までの道のりは遠く、結局夜中車を走らせた。

今年は驚くべきことに安曇野でももう桜が咲き始めていて、何も吉野まで・・・って感じでもあったんだけど(笑)、やはり一度は見てみたい。
吉野の桜は、山間の斜面に咲く山桜。花と一緒に葉が出てくるので、ソメイヨシノに比べると華やかさに欠けるというのが一般の人の感想だろうか。
でも私は山桜の落ち着いた雰囲気が大好き(もちろんソメイヨシノの華やかさも大好き)。

朝早くから歩き始める。下千本からスタートして、中千本、上千本、奥千本まで往復してみた。
吉野の桜は「一目千本」って有名なのだけれど、帰り(昼過ぎ)はすごい人出で一目千人(苦笑)。

春の歓びに揺れる桜の間を歩く。すご〜く嬉しくて幸せな、いい時間。帰りはほとんど小躍り(笑)。
母が「春になると庭の花が咲いて、その中を(私が)鼻歌でスキップしてたわよ」って思い出を語ってくれるのだけど、今でも全く変わらない私(笑)。
(そういう自分の幸せな場面を憶えていてくれる人がいるっていうのもまた幸せなことだと思う)

桜を楽しんだ後は、伊勢の瀧原宮へ寄って、通訳案内士合格応援のお礼を言ってきた。
桜のやさしいピンクの空間から、森閑とした深い緑の空間へ。私はこの宮が大好き。ちょうど人がいなくて静かで、ここでも短いけれどとても嬉しくて幸せな時間を過ごした。

吉野から瀧原宮に向かう途中に立ち寄った神社ふたつ=丹生川上神社と黒竜神社がこれまたとってもよかった♪
奈良とか三重とかって、やはり古くからの土地だからか、いい神社(土地の気の力や流れがいい感じ)がいっぱいある。

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