またあるときは登山ガイド、森林セラピスト。信州を中心に森と山をご案内♪

■ 山のよもやまばなし − オコジョ、日の出、オコジョ、日の出!!

10月、体育の日の晴天を狙って、友人と鏡平山荘お泊り。この小屋から歩いて5分ほどのところに鏡池があり、槍穂高の絶好の展望地。眺めてよし、池に映るのもまたよし。 この時はほんとにいいお天気で、夜も鏡池横のウッドデッキに寝転んで、満天の星空を眺めて友人と語り合った。

さて、翌朝は槍の稜線からの日の出を楽しみに、鏡池横でスタンバイ。日の出時刻もしっかりチェックして小屋を出たのだけれど・・・いいお天気なのだけど・・・待てど暮らせど日が出ない。一向に出ない。 何でかしら・・・と考えてみたら、眼前に槍の稜線、3000m級の壁が立ちはだかっているせいだと思い至る。しまった、もっと遅く、朝ごはん食べてから出てきてもよかったんだ。槍の向こうではとっくに日が出ているのがわかる。でも、なかなか稜線を越えてこない。 待ち始めてから、2時間近くが経過。朝ごはん締め切りの7時が迫り、あせる。
と、その時、オコジョ出現!!
オコジョ見たことありますか?小さくて、かわいいくりくりの目で、物陰から出てはひっこみ、あっちこっちで出てはひっこみ、ちょこまかとそれは忙しいの。 「どこ行った?」「あそこ!」「え?どこ!?」「あ、今度こっち!」。同じく日の出を待ってた人達と、わぁわぁ言って、オコジョのおっかけ。 何もいよいよ日が出るという時に出現しなくてもよいのに。2時間待ってる間に出てくれたら、暇つぶしできたのに(苦笑)。オコジョも日の出を見に来たのかな。
「ああっ日が出そう!」「あっまたオコジョ!」「出るよ、日が出る!」「オコジョそこ!!」「朝ごはんが!!!」と声が飛び交い、何ともにぎやかで忙しくて楽しい朝となりました。

そしてようやく7時5分前に日の出、「よし、出た!見た!ごはん!!」と、小屋へ駆け戻って朝ごはんをいただいたのでした。

追記:
オコジョって・・・その姿を見かけたら、しばらくその場で待つといいですよ。夏は茶色でしっぽの先が白、冬は真っ白になります(これはまだ見たことない)。好奇心がとっても強いので、岩陰から出たり入ったりしながらだんだん近づいてきます。すごいのは足元まで来ますよ。それまでにカメラを準備しておくことをオススメします。ただ、動きがとっても速いので、うまく撮れるかどうかは疑問ですけど。

<<もどる

山のよもやまばなしTOP
このページに掲載されている画像・写真画像の著作権はすべてサイト運営者に帰属します
無断での転載・ダウンロードはご遠慮下さい
Copyright © Naoko Ito. All Rights Reserved.