またあるときは登山ガイド、森林セラピスト。信州を中心に森と山をご案内♪

■ 山のよもやまばなし − 「しっぽ・・・」

利尻山へ行った。

標高が高いところからスタートできるからと安易に選んだ沓形コースで、まだ余裕があった頃(笑)。
ふと見ると登山道のど真ん中に何か落ちている。んん??よく見れば、しっぽだ。シマリスのしっぽ。
ええーシマリスのしっぽ!?利尻でお初に会えたシマリスがしっぽだけ?本体は??お食事されちゃったってこと???うわーすごいもの見ちゃった(何となく意気消沈)。キタキツネにでも食べられちゃったのかなぁ。 そっか、しっぽって食べないんだ。おいしくないのかな、きっと食べるところないんだ・・・。珍しくはあったものの、何だかはばかられて写真撮らず。

翌日、ポピュラーな鴛泊コースを途中まで登った。こちらではシマリス本体にたくさん会えた(笑)。
ちょうど人が下りてきたので、行き違いのため立ち止まったところで好奇心旺盛なシマリスに会った。去っては、何度も戻ってくる。 ガイドさんらしき人が「これ今年生まれた子ですよ、きっと」と言う。 そこで、何となく昨日出遭ったしっぽについて話したら、「あ、リスってね、襲われた時に自分でしっぽ切るんですよ、トカゲみたいに」と。なんと! それならばあのしっぽの持ち主は無事だったんだ。それならよかった!!

でも帰ってきてから調べたら、リスのしっぽ切りは一回限りの大技で、しっぽは骨と皮のみ残って毛皮は再生しないんだって。
あの、ふかふかの、寝るときは抱き枕?に、寒い日は毛布に、雪や雨の日は傘に、暑い日は日傘に、飛ぶときはバランスになるだろう、シマリスの象徴ともいうべきあのしっぽを失ってしまったら、その後の大変さは想像に難くない。 命を失うよりはマシなのかもしれないけれど・・・生きるって厳しいね。


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