またあるときは登山ガイド、森林セラピスト。信州を中心に森と山をご案内♪

■ 山のよもやまばなし − 「上を向いて歩こう♪」

仕事の下見で八ヶ岳へ。唐沢鉱泉から黒百合平を目指して歩いていて、いつのまにか川の中(の岩の上)にいることに気づいた。 右側はコケむしているから、登山道じゃない。それなら左側か。それにしても何も印がないのもおかしいな。で、あたりをきょろきょろしてみると、右手斜面に木道らしきものが。 無理矢理そちらへ登ってみると、そこに登山道があった(苦笑)。おいおい。どこで分岐を見落としたのだろう?ちょうど後続の人が来たので聞いてみたら、すぐ手前で分岐していたそうで、下を向いていて見落としたらしい。 でもね言い訳させてもらうと、間違えた(=川の中に導かれた)方の道には丸太の橋、金属の網目の橋まであって、それを渡っていったら突然川の中だったのさ。

この「おかしいな」が大事。

職場の蝶ヶ岳から下ってきたところに大滝山への分岐があって、立派な道標が立っているのだけど、ここも下を向いていると何となく大滝山方面へ引き込まれる。
昔、蝶ヶ岳から三股方面へ下っていて、ここで思わず知らず道を間違えた。下りて行ったら「こんなとこ登ってきた?」と、頭の中で声がする(って実際聞こえるわけじゃないんだけど笑)。「登りと下りだと景色が違って見えるから、そう思うだけじゃない?」と頭の中で自分が返事する。 またしばらく下ると「ほんとうに?」と声がするので、「ええ?」と振り返ったら、向こうに立派な道標が。ややや、ほんとだ間違えた。

こういう自分の野生のカンみたいなものを大事にした方がいいと思う。

こんなこと書くと「この人安心してガイドまかせられないじゃーん」って思われるか笑。
さらに書いちゃうと、私は下を向いていてよく根曲がりの木(雪に押されて曲がって登山道ににょ〜んって出てるやつ)にぶつかります。帽子がキャップなので、つばで見えないのよ。
昔ブナ立尾根を下っていて、根曲がりの太っいダケカンバの幹に激突し、すごい音がして目の前に☆が飛びました。友人がくれた冷湿布をおでこに貼って手ぬぐいまいてたら「世良正則みたい」と爆笑されたっけ。

まあ、「上を向いて歩こう♪」って言っても、山でほんとに上見てたら転んじゃうから、きょろきょろ周りを見ながら歩きましょうね、ってことです(←自分へのメッセージも込めて笑)。
何かの事情で途中で荷物を置いた時なんかは、下ってくる時の風景として記憶するために、振り返り振り返りその場の風景をよっく覚えておかないと、荷物をどこに置いたかわからなくなって一大事。

<<もどる
山のよもやまばなしTOP
このページに掲載されている画像・写真画像の著作権はすべてサイト運営者に帰属します
無断での転載・ダウンロードはご遠慮下さい
Copyright © Naoko Ito. All Rights Reserved.